母が生きていた頃に
かわいがっていた
ノラ猫のみーちゃん。
かわいがっていたといっても、
なでなでしたり、
抱っこしたりは
できなかったようです。
いろいろな家を巡回して
ごはんを食べているノラ猫さん。
うちも巡回ルートに入っていて、
毎日毎日通って来ていたとか。
みーちゃんが怪我をしているとか、
食欲がないみたいとか、
耳を痒がってるとか、
母から相談の電話がよくきました。
しばらく姿が見えないと思ったら、
耳がV字にカットされていたそうです。
どなたかが、避妊手術をしてくださったようで。
かなり野性味の強い猫なので、
捕まえるのが大変だっただろうと思います。
母が入院生活に入ると、
みーちゃんはうちには
来なくなってしまいました。
母が何か月か後に亡くなって、
病院から家に戻った日、
みーちゃんも帰って来ました。
私は他県に住んでいたので、
実家のみーちゃんを見かけたこと
はほとんどなかったのですが、
亡くなったとはいえ、母が家に戻った日に
私の前に現れてくれて、
母に「おかえり~」って言ってるみたいで、
なんだかじーんときました。
母はみーちゃんのこと、
とても好きだったようなので、
みーちゃんも母のこと、
好きでいてくれたのかな。
それからみーちゃんは、
ひとりになった父のところに毎日
通ってくれるようになりました。
私は今年の4月にここの家に住み始め、
犬2頭が庭で遊ぶようになったので、
みーちゃんは迷惑そうに遠巻きに
眺めていましたが、
最近、いろはやほへとが庭に居ても、
ごはんを食べに来るようになりました。
そして、なんと、
私にスリスリしてくれるようになったんです!
ちょっとでも近づくと、唾を飛ばしながら
威嚇していたみーちゃんが、
一目散に逃げて行ったみーちゃんが、
スリスリしてくれた!!!
母に知らせなきゃ。
なんだかとても嬉しいです。
続きはまた明日。