人も犬も気になる、コレステロールってなんなのさ?

よく耳にするコレステロール。
わんこでも問題視されることがありますが
実は身体にとって不可欠。

コレステロールのお仕事は
・細胞膜の材料
・性ホルモンや副腎皮質ホルモンの材料
・胆汁酸の材料
・ある種のビタミンの代謝を行う

など、かなり重要なのですが
悪者っぽいイメージが強いですね。

コレステロールはどこから
やってくるかというと
・食べ物として摂取する
・主に肝臓で生合成される
の2つです。

肝臓などで生合成されるときの材料は
脂質・糖質・タンパク質が代謝される過程で
生じるアセチルCoAというもの。
このアセチルCoAが多くの酵素反応を経て
コレステロールが誕生します。
(脂質だけがコレステロールになるわけでは
ありません)

食べ物から摂取されたコレステロールは
小腸で吸収され肝臓に運ばれます。
外部からたくさんのコレステロールが
入ってくると肝臓での生成は少なくなり
通常は量を調整しています。

コレステロールは有酸素運動を
しているときには生成されませんし
植物に含まれるフィトステロールという
物質はコレステロールが小腸から体内に
吸収されるのを邪魔してくれたりします。

では、よく聞く悪玉・善玉って
なんでしょう?

コレステロールは血管の中を移動したくても
そのままでは通してもらえません。
そのためタンパク質の船に乗ります。
それがリポタンパクと呼ばれるもの。

LDL(低比重リポタンパク)
→LDLコレステロール→悪玉と呼ばれる

HDL(高比重リポタンパク)
→HDLコレステロール→善玉と呼ばれる

LDLは肝臓で作ったり、外部から取り入れた
コレステロールを全身に運ぶのが仕事。

HDLは余分なコレステロールを回収して
肝臓に戻すのが仕事です。

(悪とか善とか変なネーミングです)

余分なコレステロールはこの前お話した
胆汁になって腸管に排出されます。

コレステロールは中性脂肪のように燃やして
エネルギーに変えることができません。
つまり、余分は捨てるしかないんです。

外に出られないと血管でたむろしちゃって
動脈硬化を起こしたり悪さをするわけです。

コレステロールを排出できるのは
胆汁からだけなので
スムーズに胆汁が排出できないと
問題が生じます。

わんこにも胆汁うっ滞による胆泥症
胆石症や胆嚢に粘液が溜まってしまう
胆嚢粘液嚢腫胆管炎などがありますので
早めの対処が必要です。

コレステロールに限ったことではなく
脂質の多い食事はわんこにとっても
もちろんよくありません。

わんこのためにすぐに実践できることは
・脂肪分を多く含む食材を与え過ぎないこと
・運動(お散歩)をしっかりすること
・適量の食物繊維を摂って
腸内で脂質を吸着し排出されやすくすること

ドッグフードには案外脂肪分が多く含まれて
います。
(保証分析値の粗脂肪がなるべく少なく
粗繊維が多いフードを選んでください)
脂肪分が少ないフードは糖質でカロリーを
補っている場合が多いので
これにも注意が必要です。

手作り食の場合は、脂肪分の少ないささみや
魚などを使用したり
食材に野菜を取り入れることも重要。
(有用な野菜や胆汁の排出をスムーズにする
食材、調理方法についてはまたの機会に
書きます!)

胆汁のうっ滞はどうやってわかるの?

超音波検査やX線検査をするとわかることが
ありますが、頻繁に病院で検査するのは
大変ですよね。

「経絡検査」でもわかります。
わんこの身体を触らせてもらうだけでOK!

「犬のクリニックそら」では
食事療法で体調が改善されているのかを
経絡検査でチェックします。
気になるわんこが早く体験できるように
いたしますね。

続きはまた明日。

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