フィラリアってどうやって感染するの? 知ってるようで知らないかも!

今日はフィラリアがどういう過程で
犬に感染するかのお話です。

心臓(肺動脈または右心室)に
フィラリアの成虫が寄生した犬が
いたとします。
(フィラリアはそうめんみたいな虫です)

心臓に♂と♀のフィラリア成虫がいると
交尾して赤ちゃんを産みます。
(♀の子宮の中で卵がかえるので
出てくるのは赤ちゃんです)
これがミクロフィラリア(mf)。

mfは犬の体内では成長できません。

どこで成長できるのか?
蚊の体内です。

mfは生まれた場所である
心臓を出て血管内に潜んでいますが
蚊が活動する時間帯になると
蚊に吸われやすい体表の末梢血管に
移動して待機します。
なかなか賢いのです。
(これを定期出現性といいます)

蚊の吸血によって、運よく蚊の体内に
取り込まれたmf(第1期幼虫)は
脱皮してL2(第2期幼虫)→
L3(第3期幼虫)に成長します。

このL3になったときに
再び犬の体内に戻れると
その先のステージに成長できます。

犬に入りたいL3たちは
蚊の口吻(針状になっていて
皮膚に差し込み血を吸う部分)に
集まって待機し
蚊が犬を吸血するのを待ちます。
(かなり賢いです)

蚊の吸血により再び犬の体内に入った
L3は脱皮してL4(第4期幼虫)になり
組織間を移行しながらさらに成長し
L5(第5期幼虫)になると
静脈に入り込み、目的地である
心臓の右心室を目指します。
そして最終的に肺動脈に落ち着き
成虫になります。
(場合によっては右心室にも落ち着きます)

そして交尾をし、また赤ちゃん(mf)を
生むわけです。

L3が犬に入り込んでから
成虫になるまでは約6か月
mfを生むようになるまでは約7か月です。

まとめ
蚊に刺されると、必ずフィラリア症に
なるわけではありません。

フィラリア成虫から生まれたmfは
蚊の体内でないと成長できません。

感染できるL3が蚊の吸血を介して
犬の体内に入ってきた時に感染します。

次回は予防期間が地域で異なる理由を
お話します。

続きはまた明日。

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