もし、親が亡くなったとしたら
周囲のほとんどの人たちが
心からのお悔やみの気持ちを伝えてくれるし
その悲しみを理解してくれるでしょう。
では、亡くなったのがわんこだったら?
(もちろんほかのどうぶつも)
わんこは多くの飼主さんにとって
「こども」のような存在です。
「こども」として家族として
毎日を共に過ごしていますから
自分より早くお空に行ってしまうと
子どもに先立たれたように辛いのです。
当然自分より先に逝くのだろうと
覚悟していた親の死より
わんこの死の方が悲しかったと
こっそり話してくれる飼主さんが
たくさんいます。
もちろん、わんこの方が自分よりも
先に逝くであろうことは
わかっているつもりなのですが
こどものような存在ですから
実際先立たれてしまうと
この悲しみや辛さは表現しがたいほど
大きいのです。
そんな悲しみや辛さを
周囲の人たちはどう受け取るでしょうか?
どうぶつ家族のいる人だったら
もちろんわかってくれますよね。
でも、みんながどうぶつ好きという訳では
ありません。
犬が死んだくらいで
そんなに落ち込まないでよ
犬が死んだくらいで
仕事休むなんて信じられない
犬が死んだくらいで
そんなに悲しいなら新しい犬を飼えば。
犬が死んだくらいで、
犬が死んだくらいで...
なんていう反応が実際多いですよね。
口に出さなくても
雰囲気で伝わってきたり。
理解されにくい悲しみなんですよね。
だから、周囲の反応なんて気にしないで。
誰がどんなふうに思おうと
悲しいものは悲しいし
辛いものはつらいのです。
だから堂々と
悲しみつくして欲しいのです。
しばらく仕事休んだって
しばらく学校休んだって
しばらく家事をしなくたって
しばらく引きこもったって
しばらく泣いて暮らしたって
いいんじゃないかな。
いつかきっと乗り越えられるから。
続きはまた明日。