通常、わんこのおしっこの匂いは
ほとんど気にならない程度です。
ペットシーツにしたおしっこを
長時間放置しておくと
細菌が増えることで
アンモニア臭が強くなることはあります。
出たばかりのおしっこの匂いが
なんか臭いなぁと感じるようだと
何か異常があるかもしれません。
例えば、膀胱や尿道に細菌感染していると
アンモニアのような刺激臭がします。
甘酸っぱいような
果物が腐ったような匂いがする時には
ケトン体が出ているのかもしれません。
(ケトン体→アセトン、βヒドロキシ酪酸
アセト酢酸の総称で、肝臓で脂肪から
生成されるもの)
ケトン体も通常はおしっこに出ることは
ありませんが、ブドウ糖が不足したり
過激な運動をした時や、糖尿病の時に
たくさん生成されて
おしっこ中に出てくることがあります。
他にも腐敗臭、下水臭、カビ臭など
様々な異臭がする場合があります。
いつもと違う強い匂いがする場合は
注意が必要です。
おしっこの色の話は以前にもしましたが
朝一番のおしっこはやや濃い黄色のことが
多いです。
色は濃くても濁っていることはありません。
その後だんだん色は薄くなっていきます。
濁りのない、薄い黄色が正常に近い色。
ピンクや赤などの色がついていたら
血液や血色素が
混ざっているかもしれません。
蛍光黄色や橙色、黄土色だと
ビリルビンという色素が混ざった
黄疸の状態かもしれません。
濁りやモヤモヤしたものが混ざっていたら
細菌感染や結石の結晶が
析出しているのかもしれません。
通常はおしっこにタンパクが出ることは
ありませんが、何らかの原因でタンパクが
出ていると泡立つことがあります。
おしっこの匂い、色ともに
しっかりチェックするように
してくださいね!
続きはまた明日。