シーズーみかん(元保護犬)の闘病記2

昨年12月22日に、トライアルのために
我が家にやってきたシーズーみかん。

その日のみかんメモの内容と
はじめに行ったケアについては
前回のブログをぜひよんでみてくださいね。
シーズーみかんの闘病記1

みかんの状態をまとめてみた結果、よくないのは
1. 腸の状態(ウンチ・ガス・浮腫み)
2. 腎臓・膀胱の状態(おしっこ・浮腫み)
3. 眼の状態
4. 後躯(腰や後ろ足)の状態
5. 乳腺の状態
6. 皮膚・被毛の状態
7. 心・精神(神経)の状態
でした。

1の腸の状態については、前回書きましたので
今回は2の腎臓・膀胱の状態についてです。

シニア期に入ると、「腎」の働きが
悪くなってくる子が多いです。

中獣医学では、「腎」の働きはたくさんあって
非常に大切です。
・腎には親から受け継いだ「先天の精」と
食べ物から作り出した「後天の精」が
貯えられている。
・水の代謝を調整している
・「気」を司っている
・骨や骨髄を司っている
・耳と非常に関係が深い
・前陰(外陰部)と後陰(肛門)を司っている
など様々。

みかんの状態の中にあった
浮腫み、尿漏れ、頻繁に排尿姿勢をとる、
頻繁に排便姿勢をとる、股関節や膝の不調、
腰痛などは、「腎」に関係がありそうですね。

<腎のために行ったこと>
・鍼治療
・水分を多くとるための工夫
・代謝を上げるための食事・運動
・背中・腰の冷えている部分を温める
・漢方薬の投与

おしっこのタラタラ漏れや、
うんちが少量ずつチビチビと出てしまうため、
みかんはずっとオムツをしている状況でしたが
症状は少しずつ改善され
現在はオムツは必要なくなりました。

おしっこはまとめて出せるようになり、
うんちのチビチビ出しもなくなりました。

股関節と膝関節の異状は完治するようなものでは
ないのですが、
歩行に大きな支障をきたすものでもありません。
最近は、小走りができるようになりました。

ひどかった全身の浮腫みは
現在はだいぶ取れてスッキリしています。

「腎」のケアはシニア犬にとって非常に重要なので
今後も鍼や漢方薬を用いた治療、
冷えの改善は継続していきます。

次回は3以降の問題について書いていきます。

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