癌闘病中:シーズーみかんの近況

初めてこのブログを読んでくださる方のために
少しだけみかんの経歴のお話をします。

シーズーみかんがうちの子になったのが今年(2019年)1月5日。
年齢ははっきりわかりませんでしたが
おそらく12、3歳くらいだと思われました。

そして、1月28日に下腹部と膣内にできた腫瘤をとる手術をして、
移行上皮癌というとても悪い癌であることがわかりました。

リンパ節への転移もあり、予後はよくないと思われ、
手術後しばらくは、春まで一緒にいられるかな?なんて
思っていました。

鍼灸治療、漢方薬、マッサージ、食事療法など様々なことをして、
春が過ぎ、今度は夏まで一緒にいたいと思い、
夏が過ぎ、秋になりました。

みかんはまだ一緒にいてくれます。

最近はハワイのDr.Yozaにヒーリングをしていただいたり、
みかんはとても幸せな子です。
Dr.Yozaのホームページはこちら。

今まで、本当に頑張ってきたみかんですが、
再発し、大きくなり過ぎた下腹部の癌が破けて(自壊)、
あまり調子がよくありません。

でも、食欲はあります!

自壊部分を舐めてしまうとどんどん広がってしまうので、
あの手この手で舐めないようにしています。
エリザベスカラーを首につけると嫌がってストレスがかかるので、
柔らかいものを首ではなく腰に巻いて
スカートみたいにしてみたり。

でも、本来犬は舐めて治す習性ですから
舐められないのもストレスなのです。

ワセリン・精油・抗生物質を混ぜたものや
紫雲膏という軟膏も使っていますが、
自壊は進みます。

腹腔内のリンパ節も転移で大きくなり、
直腸を圧迫しているので、ウンチが出しづらいのですが
それでもみかんはちゃんと出せます!
「うん、うん」とかけ声をかけながら
絵具のチューブを絞るような細いウンチを
たくさん出します。

尿道内にも癌がはびこっているので
おしっこも出しづらいのですが、
みかんは「うん、うん」とかけ声をかけながら
ちゃんと出せます。
ちょっとずつですが、時間をかけてたくさん出ます。

この状況でウンチやおしっこが出せるのも、
奇跡みたいなもの。
どうしてこんなに頑張れるのかな?
おいしいもの、まだまだたくさん食べたいのかな。
まだ一緒にいたいって思ってくれてるのかな?

みかんと過ごす1日1日がとても大切です。
こんな思いをしている飼い主さんは
きっとたくさんいます。

何頭も見送ってきた飼い主の立場からも、
獣医師としての目線からも、
そんな飼い主さんのフォローをしていきたいと
思っています。

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